6月6日の羽田空港。福岡への帰りの便までのわずかな時間展望デッキでスポッティングしていると、ANAのPW4074搭載トリプルセブンJA714Aがトーイングされていました。
よく見てみると以前まで外されていたエンジンが取り付けられ、ピトー管などを覆っていたシートなども取り払われており、いつでも飛行できる状態に戻っていることがわかります。
PW4000型エンジンはファンブレードの故障が相次ぎ、国内では2020年12月には那覇発羽田行きJL904便(レジ:JA8978)が出発時に左エンジンが損傷、緊急事態を宣言の上那覇へ引き返す重大インシデントを起こしています。
その後、国土交通省航空局による運航停止命令により飛行できない状態が続いていた日本航空と全日空のPW4000型搭載777でしたが、再発防止の改修整備を施すことを条件に2022年4月15日以降商業運航の再開が認められました。
このJA714Aが最後にフライトしたのはおよそ1年4か月前の2021年1月。
再び特徴的なPW4000のサウンドを聞ける日が近づいているようです。