先日最後の商業飛行を終え、スターフライヤーの本拠地北九州空港で退役整備を受けて保管されていたJA08MCが7月27日に日本を離れました。
JA08MCは2012年スターフライヤーとしては初となる自社購入の機体で、2016年公開の「シン・ゴジラ」公開時には特別塗装「シン・ゴジラジェット」として活躍した機体でした。
フェリーフライトは北九州を出発し、途中北海道の女満別、米国アラスカ州アンカレッジを経由して最終目的地、アリゾナ州のツーソン国際空港へと至るものでした。
北九州から女満別までの便名はSF3908(サンキューゼロハチ)となっていてなんとも粋ですね。
スターフライヤーの機体が女満別空港に降りることはこれが初めて。新千歳ではなく女満別を経由地としたのは航続距離に余裕を持たせるためだと思われます。
北海道からアンカレッジまでの距離はA320ceoの最大航続距離6,200kmに近く、新千歳空港の出発ルートによっては燃料が足りなくなる恐れがあったのかもしれませんね。
JA08MCの総飛行時間は2万1480時間、飛行回数は1万7426回でした。まだ機齢も若いため今後は海外で活躍する予定とのこと。
新天地でのさらなる活躍を期待しています。サンキューゼロハチ!